東京→大阪を新幹線ではなく「飛行機」で移動する理由

JAL飛行機 旅行

東京→大阪、名古屋、仙台など、距離・価格面から見て新幹線と飛行機どちらが良いかは悩みどころです。ちなみに筆者の場合、大阪以上の距離では「飛行機」を利用することが多いです。

その大きな理由は「マイレージプログラム」という飛行機独自のシステムや、「割引運賃」など座席の時価販売のメリットが挙げられます。

本記事では、確実性・時間・安全性・快適性など、項目別に両者を比較しながらメリットを検討していきます。

確実性:新幹線

天災などに左右されにくいのは新幹線です。飛行機は、天候によって遅延や運休が生じやすく、空港の混雑状況によっても到着時間が変動することがあります。

新幹線は人身事故が少なく、正常に運行していることがほとんどです。冬期間の東海道新幹線は雪に弱い傾向にあり、大幅な遅れが生じることもありますが、飛行機に比べるとその影響は軽微です。

新幹線であればほぼ定時刻に出発・到着するので確実な移動手段と言えます。

時間:飛行機(条件次第)

所要時間だけで言うと飛行機の方が優位です。東京大阪間は新幹線で約2時間半なのに対して、飛行機は約1時間です。

一方で、新幹線は電車と同じ感覚で出発時刻に間に合えば良いのに対して、飛行機は出発時刻の約20分前に保安検査、30分前に荷物を預ける必要があるため、早めに空港に到着しなければなりません。

そして、多くの新幹線駅は街の中心部にありますが、空港は中心部から少し離れた場所に設けられていることが多いため、条件によっては新幹線の方が合計の移動時間が短い場合もあります。

安全性:互角

どちらもほとんど同じであると言えますが、強いて言えば、保安面では飛行機、運行安全面においては新幹線の方が上です。

飛行機は搭乗前に必ず保安検査があるのに対して、日本の新幹線はノーチェックで車内に入れるようになっています。過去には殺傷事件も起こっており、保安検査がない今はテロの標的にもなりかねないので、その点は飛行機のほうが安全であると言えます。

飛行機は墜落して乗客が全員死亡する可能性がありますが、その確率は圧倒的に低いと言われています。特に日本の大手航空会社は過去に大きな事故を起こした教訓などから安全管理を徹底しています。国家安全運輸委員会(NTSB)の調査によると、飛行機に乗った際に墜落する確率は0.0009%。これは全国の飛行機を対象とした確率で、米国に限ると0.000032%まで下がります。日本のデータはありませんが、全国の数値から乖離することはありません。

日本の新幹線も同様に安全管理が徹底されており、脱線事故などの大きな事故は一度も起きていません。

会員制度:飛行機

JALなどの場合、マイレージプログラムが用意されており、搭乗する度にマイル(ポイント)が貯まったり、頻繁に飛行機を利用する優良顧客に対してサービスの優遇を行っています。マイルは飛行機に搭乗すれば結構貯まり、貯まったマイルは航空券と交換することができるので、移動費をほとんどかけずに旅行なんてこともできます。

新幹線は、EX-ICやえきねっとのような割引チケットが購入できる自社サービスはありますが、マイレージプログラムのような制度はなく、利用頻度が多い乗客に対して優遇しているわけでもありません。

座席:飛行機

LCCなどを利用した場合は座席のピッチが狭く、少々居心地の悪さを感じますが、座席のクオリティや幅などを考慮すると、飛行機の方が良いと言えます。

東北新幹線のE5系のような最新車両では比較的座り心地も改善されているようですが、個人的にはN700系などの普通シートよりは、JALの普通席の方が良いと感じます。

また、JALは新幹線に比べて手軽な料金で上位シートにアップグレードできるのも特徴です。新幹線の場合は移動距離によりますが、グリーン車は+4,000~6,000円、東北新幹線などの一部列車に設定されているグランクラスは8,000~10,000円となっています。

JALの場合、普通席普通席に+1,000円でクラスJと呼ばれるグリーン車同等の座席を利用することができます。主要路線に限定されていますが、+8,000円でファーストクラスを利用できます。

ファーストクラスの場合、専用チェックインカウンター、ファーストクラスラウンジの利用や、優先搭乗、機内食の提供など、グランクラスよりも手厚いサービスを受けられます。

利便性:新幹線

新幹線はカウンターや券売機で簡単に予約することができ、ほとんどのチケットで比較的柔軟に予約を変更、キャンセルができます。本数も多いことなどから、飛行機に比べて利便性において優れていると言えます。

飛行機の場合、当日は割引運賃が適用されず高額な運賃になったり、ほとんどのチケットは予約の変更やキャンセルをするのに高額な手数料が発生してしまいます。

東京~新大阪を結ぶ新幹線は1時間に最大で10本運行していますが、羽田~伊丹(大阪)のフライトの場合はJAL/ANAを合わせても1日30便程度です。

出発時刻に間に合えば乗車できる点や、チェックイン・保安検査の必要がないことから、飛行機に比べるとシンプルに利用できると言えます。

サービス:飛行機

JALのようなフルサービスキャリアの場合は、新幹線よりもサービスが優れていると言えます。

JALでは、機内販売はもちろんのこと、無料の飲み物が配られ、機内Wi-Fiも無料かつ快適に利用できます。普通席に+8,000円でアップグレードできるJALのファーストクラスでは、機内食も提供され、さまざまなサービスにおいて優遇されます。

さらに、空港では、マイレージの上級会員は上質なラウンジは利用できますし、ゴールドカードなどの上位カードを持っていれば、カードラウンジを利用することが可能です。

一方、新幹線の場合は、グランクラスのような最上級でなければドリンクサービスは提供されず、車内販売のサービス程度しかありません。

料金:場合による

普通運賃だけで比較をすると、新幹線の方が安く、飛行機はその2倍の運賃になってしまいます。しかし、飛行機の場合は割引運賃で購入することが一般的で、その場合の運賃は、新幹線と同等かそれ以下になることが多いです。LCC(格安航空会社)を利用する場合はさらに安くなります。

ただし、飛行機の割引運賃のデメリットは、キャンセルや日程の変更で多くの手数料が発生してしまう点です。新幹線であれば、日時の変更は無料で行うことがでい、キャンセルによる払い戻し手数料も数百円で済みます。LCCも同様で、追加料金を払ってオプションに加入しなければ柔軟に日時変更ができない制約が課せられていることが一般的です。

また、場所によっては空港から中心部までの移動費が高くかかってしまうことがあります。特に、東京発着のLCCのほとんどは成田空港を拠点にしており、羽田空港に比べて、東京都心まで移動するのに時間と運賃が余計にかかってしまいます。

予定の変動の可能性が少しでもある場合は、新幹線を選んだ方が無難です。

まとめ:新幹線の方がシンプル、飛行機のほうが使い方次第では有利

新幹線は、有料特急列車と同じような感覚で、シンプルに利用できるようになっています。日時の変更やキャンセルを柔軟に行うことができ、荷物を預けたり、手荷物検査を受ける必要がなく、出発時刻までに列車に乗ればいいので、飛行機のように搭乗締切時刻などを逆算する必要もありません。

一方飛行機は、出発時刻から逆算して行動しなければなりません。30分前までに荷物を預け、15分前までに搭乗ゲートをくぐらなければいけないなど、早め早めに行動する必要があり、新幹線に比べて出発までのストレスがかかりがちです。

しかし、出発してからの所要時間が短く、移動時の負担が少ないことや、割引運賃が設定されており、新幹線よりも安く利用できることが多いこと、マイレージプログラムで頻繁に利用する方が優遇されるシステムや、快適に過ごせるようなサービスなど、新幹線にはない良い面も多くあります。

筆者としては、東京から仙台、名古屋までの距離であれば新幹線を利用することが多いものの、大阪以上の距離では新幹線よりも所要時間が短く、安く航空券を購入できることが多いため、飛行機を利用しています。過ごし方次第では空港で快適に過ごせるので、余裕を持って空港に行ったりもしています。

また、飛行機に搭乗するとマイルが貯まるのも、飛行機を利用する理由の一つです。マイルの貯め方はさまざまあるので、気になった方は他の記事も参考にしてみてください。

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