JALの「ワンワールド」って何?アライアンス(航空連合)について解説!

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JALに搭乗した際、「本日も、ワンワールドアライアンスメンバー、日本航空をご利用いただきましてありがとうございます。」というアナウンスが必ず流れます。このアライアンスというのは一体なんなのかと、疑問に思った方も多いのではないのでしょうか。

本記事では、アライアンス(航空連合)の役割や、ワンワールドを始めとする3大アライアンスの特徴について解説していきます。

アライアンスについて知っておくことで、今後マイルを貯める際や、会員ステータスを上げる際に役立つと思います。

アライアンスの役割

LCCや地域系を除く大手航空会社は、アライアンス(航空連合)に加盟し、同じメンバーの航空会社とさまざまな提携をしています。

加盟会社同士で提携することによって、航空会社のコスト削減につながるほか、利用客にとってもさまざまなメリットが生まれます。

コードシェア(共同運航)

一つの航空会社が多くの路線を持つことはコスト面において難しく、不得意な地域の路線を補うために他の航空会社とコードシェアを行っています。

コードシェアは、航空会社が他社の席を買い取って販売している便です。チケット(便名)上はJALであっても、運行会社が異なる場合がそれです。

なぜコードシェアをする必要があるのか?それは、利用客の利便性を向上するためです。

特に乗り継ぎ便ではそれが発揮されます。たとえば、JALはアムステルダムまでの直行便を提供していませんが、アムステルダムまでの乗り継ぎチケットをJAL便として予約ができます。ただし、基本的にJALは日本発着路線しか持っていないため、乗継先では別な航空会社を利用することになります。

この場合は、成田からヘルシンキまではJAL運航のフライトで、ヘルシンキからアムステルダムまではフィンエアーが運航しているコードシェア便に乗ることができます。

わざわざヘルシンキ→アムステルダム間のチケットをフィンエアーから別途予約する必要はなく、使い慣れたJALから予約することが可能になります。マイルやFLY ONポイント(ステータスポイント)もJALと同じ基準として貯まるなど、コードシェアは利用者にとってもメリットがあります。

運行会社が異なるので、サービス面において不安を覚える方もいると思いますが、少なくともJALが加盟するワンワールドは、サービスに定評がある航空会社が多いため、JAL以外でも安心して利用することができるでしょう。

マイレージプログラムの提携

同じアライアンスの航空会社を利用した際にもマイルやステータスポイントが貯まります。

自社便相当になるコードシェアと比べると、マイルの積算率は悪くなってしまいますが、価格面や利便性などを理由に他社便を利用した際にもマイルが貯まるのは便利です。その場合、同じアライアンスで航空会社を探さなければなりませんが、SkyscannerやGoogleフライトではアライアンスや航空会社を絞ってフライトの検索が可能です。

なお、同じアライアンスであっても、他のマイレージプログラムからマイルを移行することなどはできません。

ステータスの共通化

航空会社のマイレージプログラムに入会し、何度もその飛行機を利用することで、上級会員として優遇されるようになります。

その航空会社で得たステータスは、同じアライアンスの航空会社でも適用されます。

厳密に言えば、航空会社のステータスと、それに比例するアライアンスのステータスの2種類があります。

他社ではそのアライアンスステータスが適用されるようになり、アライアンスによって、ステータスの扱いが異なります。

たとえば、JALのJGCプレミア会員、ダイヤモンド会員であれば、ワンワールドでエメラルドと呼ばれる最上級ステータスになり、他社でも同様にファーストクラスラウンジが利用できるなどのサービスが受けられます。

ANAの最上級であるダイヤモンド会員の場合、スターアライアンスではゴールドと呼ばれるステータスになりますが、ANAで言うプラチナと同等のステータスとなってしまい、他社便では最上級会員としては扱われません。

世界一周航空券

それぞれのアライアンスでは、世界一周航空券と呼ばれるものを購入することが出来ます。

同じアライアンス内の航空会社が運航する便に限定されますが、周遊チケットよりも手軽な値段で購入することができ、その分のマイルやステータスポイントも貯まります。

JALが在籍するワンワールドの場合、横断する大陸毎に料金が上がります。16区間まで搭乗が可能で、1大陸につき最大4区間(北米は6区間)移動が可能などの条件があります。

3つのアライアンスの特徴

ワンワールド – oneworld

[JALが加盟。加盟航空会社は少ないがサービスに定評がある会社が多い]

JALが加盟しているアライアンスがワンワールドです。JALを始め、カンタス航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、アメリカン航空、キャセイパシフィック航空、カタール航空、フィンエアーなど、加盟航空会社はあまり多くありませんが、サービスに定評がある航空会社が多いのが特徴です。

同時に、航空券が少し高めな航空会社も多いのですが、カタール航空やキャセイパシフィック航空のような、乗継で比較的安価なチケットを販売している航空会社もあります。

アライアンスステータスが3段階になっており、最上級ステータスが用意されている点も他社にはない特徴です。

前述の通り、JALでJGCプレミア、ダイヤモンド会員になった際、ワンワールドステータスはエメラルドとなり、他社でも最上級会員同様にファーストクラスラウンジが利用できるなどのサービスが受けられます。

現時点ではもっとも少ない加盟社数ですが、今後増える可能性はあります。スカイチームを脱退し、アメリカン航空が出資した中国南方航空の加盟が噂されており、他にもエミレーツ航空やハワイアン航空、アラスカ航空なども、多くのワンワールド加盟会社と密接に提携しているため、これらも近い将来ワンワールド加盟はあり得るかもしれません。一方で、中国国際航空が筆頭株主となったキャセイパシフィック航空がスターアライアンスに移籍する噂や、カタール航空が脱退を示唆するなど、良くない話も聞こえてきます。

加盟社同士が密接に連携しているのがワンワールドである印象です。

スターアライアンス – Star Alliance

[加盟航空会社は最多。国内ではANAが加盟]

国内ではANAが加盟しているのがスターアライアンスです。ユナイテッド航空やルフトハンザグループ、中国国際航空、エア・カナダ、ニュージーランド航空、シンガポール航空など、28社が加盟している世界最大のアライアンスです。

ほとんどの地域の航空会社をカバーしているため、航空会社選びには困らないでしょう。強いて言うなら、カンタス航空一強のオセアニアと南米の路線に少し弱いぐらいです。

アライアンスステータスは、シルバーとゴールドの2種類になっており、最上級会員資格に相当するステータスはありません。

また、料金が安い航空会社も少ないのが難点であると言えるでしょう。日本からの場合、乗継で安く行ける航空会社は中国国際航空とターキッシュエアラインズぐらいです。

スカイチーム – SkyTeam

[デルタ航空やエールフランスが加盟。価格帯が安い航空会社が多い]

日本の航空会社は加盟していませんが、成田にハブ機能を置いているデルタ航空や、大韓航空、エールフランス・KLMなどが有名です。航空券の値段が比較的安い航空会社が多く、利用しやすいのが特徴です。

約20社が加盟しており、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、中南米の路線に強いです。北米はデルタ航空に限定されてしまいますが、日本からは利用しやすく、乗継で安価な航空券も多い印象です。オセアニア方面の航空会社は全く加盟していません。

スカイチームのアライアンスステータスは、エリートとエリートプラスの2種類になっています。

スカイチーム加盟社のほとんどは、最上級会員であっても、ファーストクラスラウンジが使えるなどの特典は用意されておらず、それほど大きな違いはないため、エリートプラスは実質的な最上級会員資格と言えます。

エリートプラスになることで、スカイプライオリティ(SKY PRIORITY)と呼ばれるスカイチーム共通の優先サービスを受けることができます。この共通化された優先サービスもスカイチームの大きな特徴であると言えます。

チェックインカウンターや、ラウンジ、搭乗口でも赤くSKY PRIORITYと表記されており、搭乗券にもそのように記されているため、初めて他社便を利用する際でも、分かりやすく利用ができます。一部航空会社ではサービスが適用されないということも他のアライアンスに比べて少なく、上級会員の恩恵を大きく受けることができます。

難点としては、同じアライアンスでありながらそれほど強固な結びつきはしていない点です。他社便を利用した際のマイルの積算率などを見てみると、結構シビアに設定されていることが多く、他社を利用する際は貯めづらくなっています。また、特典航空券の交換に必要なマイル数も比較的多めの航空会社が多く、例えば成田⇔ホノルルの往復チケットは、JALやANAでは40,000マイルで交換できるのに対し、デルタ航空では最低でも60,000マイルが必要です。

スカイチームのスカイプライオリティに興味がある方はデルタ航空のスカイマイルに加入することをおすすめします。他社航空会社とのステータスマッチを行っているほか、デルタアメックスゴールドカードを作ることで、デルタ航空の「ゴールドメダリオン」ステータスを最低1年間取得できるようになっているので、JALなどで上級会員資格を取得した人も、次のステップとして比較的入手しやすいデルタ航空の上級ステータスを狙う方も一定数います。

まとめ

マイレージプログラムやステータスポイントを重要視する人は、アライアンスについて知っておくといろいろと便利です。

自分の貯めているマイレージプログラムがどこの航空会社に対応しているか、取得した上級会員ステータスがどこの航空会社で適用されるかを知っておくことで、旅程を組んで予約をする際に役立つことでしょう。

アライアンス以外にも、独自に他社と提携している場合もあるので、それらも確認してみてください。

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