子供部屋にロフトを設置~広さではなく高さを有効活用
ロフトの設置に広さは必要ありません。必要なことは「高さ」です。ひとり暮らしのワンルームやマンションでは間取りを少しでも広く使えるようにロフトを設置して部屋の中にもう一つの部屋を実現させます。ロフトの使い方は人それぞれですが、子供部屋としてロフトを設置することも1つの手段として視野にあると便利です。
ロフトのメリット・デメリット
ロフトのメリット
- 寝室として使う
ロフトは部屋の中のもうひとつのスペースです。もともと部屋よりはスペースとしては狭いため、ロフトを主として暮らすことはありません。部屋の中でも場所をとるベッドなどをロフトに置くことで部屋全体を広く使えます。 - 使わないものを収納する
主として使う部屋を広く使うために、配置するタンスなどを小さくしておき、シーズン毎に中身を入れ替えることもできます。季節によって着ない服はロフトに設置した収納ケースなどにしまっておくこともできます。 - 遊び場
ロフトを遊び場として使うことで、落書きや散らかった際の片付けが最小限に済みます。メインとなる部屋が散らかることを防ぎます。 - 天窓があるロフトなら洗濯物の部屋干しに
夏場のロフトは屋根に近いので、下の部屋より温度が高くなります。天窓があると風も通るので洗濯物が早く乾きます。 - ロフトを部屋として活用
設計段階でロフトを広めに確保して、初めは収納として使っているロフトを後にもうひとつの部屋として活用することもできます。高さによっては子供用の机も置けます。
ロフトのデメリット
- 夏場は暑い
屋根に近いロフトならではのメリットは夏場の人にとってはデメリットです。暑くて寝苦しいと感じることがあります。 - 安全面に気を使う必要がある
ひとつのスペースとして使うため、ロフトに上がる階段やハシゴなどに安全面を配慮する必要があります。登るということはその分の怪我をするリスクもあります。 - 寝ている間のトイレも一苦労
夜にトイレで起きる際も一苦労です。寝ぼけて階段やハシゴから落ちるなんてこともよくみかけます。眠くてもしっかりと起きないとトイレに行けないと思うのも子供には負担になる可能性も高いです。 - 空間内の1部となっている
ロフトは部屋の中の一部となっているため、メインとなる部屋の明かりがロフトにも関係してきます。全くの別の部屋として使うことは難しいように思えます。 - ロフトの設置費用は部屋をつくる費用と変わらない
ロフトは高さを有効活用できるイメージがあります。しかし、その設置費用としては部屋1つつくる費用と変わらないことです。
とりあえず作っておこうでロフトは作らない
「ロフトがあった方が広くなるから、とりあえず作っておこう」という考えで作ることはあまりオススメできません。
ロフトをつくる上で重要なことはそのスペースの活用方法になってきます。子供部屋を広く使いたいと思うことは大切ですが、安全面やその子供が成長する過程でロフトの使い方が変わることも想定する必要があります。そこまで考えた上でロフトを設置すれば、失敗することは避けられると思います。
子供部屋としてのロフトは期間限定で
これは、私の個人的な意見になります。いきなり一人部屋を子供に与えるのではなく、夫婦の部屋の一部にロフトを用意して一人で寝ることを覚えさせる手段としては最適のように思えます。
1人部屋の前のワンクッションとして活用することです。何かあってもロフトにいれば、声も聞こえますし、すぐに駆け寄ることもできます。子供に1人部屋を与えた後は夫婦の収納スペースとして使い道は様々です。