JALグローバルウォレットをJALカードユーザーが持つメリット

旅行

JALグローバルウォレットは、JALカードとはまた異なる「プリペイドカード」です。JALが住信SBIネット銀行と共同で開発したカードで、海外旅行時に活躍する一枚です。

JALカードや提携カードとの違いは?

JALグローバルウォレットは、JALが発行しているプリペイドカードですが、JALカードではありません。

クレジット(後払い)ではなくプリペイド(前払い)

クレジットカードは決済後にまとめて銀行口座から引き落とされる後払い方式ですが、プリペイドは事前に入金してあるカードから引落される方式です。SuicaやWAONといった電子マネーと同じ仕組みです。持っている範囲内でしか買い物できず、使いすぎることがないため安心して利用できます。

ちなみに、デビットカードは決済と同時に銀行口座から引落される仕組みなので、クレジットとプリペイドの中間に位置していると言えます。JALが提携しているカードでは、りそなデビットカード <JMB>があります。

いずれのカードも国際ブランドが付いており、基本的には全世界のほとんどの対応店舗で利用可能です。

JALグローバルウォレットはMastercardのみが提供されていますが、国内外で対応店舗は非常に多いことから、海外旅行でも問題なく利用できます。

フライトによるボーナスマイルはない

JALカードでは、初回搭乗ボーナスマイルや、フライトボーナスマイルなど、JALを利用することでさまざまなボーナスマイルを獲得できますが、JALグローバルウォレットにはそのような特典はありません。

マイルを貯められるのはショッピングや海外ATM利用時に限定され、いずれも200円につき1マイルが積算されます。

年会費は無料

学生カードを除くすべてのJALカードでは年会費が発生しますが、JALグローバルウォレットには年会費の設定がありません。年に1度も利用しなくても年会費が発生することはないため、もっていて損はありませんが、5年以上利用がなければ移動的に残高は消滅してしまいます。

JALグローバルウォレットの特徴

マイルが200円につき1マイル貯まる

プリペイドカードでありながら、カード利用200円につき1マイルが貯まります。海外でのショッピングはもちろん、海外ATMから外貨を引き出した場合もマイルが貯まるようになっています。

国内利用に関してはクレジットカードのチャージにも対応していますが、マイルやポイントの二重取りはできないようになっています。

チャージは基本銀行振込

JALグローバルウォレットへのチャージは、基本的に銀行振込になります。

5月31日まではどの金融機関でも銀行振込・ネットバンキングでのチャージ手数料は発生しませんが、それ以降は1件につき200円の手数料が発生します。住信SBIネット銀行からのチャージであれば手数料は発生しません。

クレジットカードを介してチャージすることも可能ですが、0.324~1.080%の手数料が発生するほか、海外ATMの利用ができなくなるため、カードを持つ意味がほとんどなくなります。チャージに利用したクレジットカードにはポイント・マイルが貯まらないようになっているため、ポイントの二重取りもできません。

プリペイドなので残高不足で決済できないこともありえますが、住信SBIネット銀行の口座振替かクレジットカードチャージであれば、残高が指定した金額を下回ったときに自動的にチャージされるようになっています。住信SBIの口座を持っていれば、半分デビットカードのような使い方ができます。

アプリ上からカードの使用可否が設定可能

JALグローバルウォレットは、カードの利用可否をアプリから設定することが可能です。そのため、万が一どこかに置き忘れたり落としてしまった場合でも、アプリ上からオフに設定してしまえば他人に利用される心配はありません。

利用するときだけアプリ上からオンにすればより安全に利用することが可能なので、海外旅行でも安心してカードを持ち歩くことができます。

コンタクトレス決済(タッチ決済)に対応

JALカードに先行して、JALグローバルウォレットはEMVコンタクトレス決済に対応しています。日本ではIKEA、マクドナルド、ローソンなどで対応しており、徐々に対応店舗が増えつつありますが、欧米圏や台湾、韓国などの他国で一般的に使われている決済方法です。

これまでは、カードを挿入して暗証番号(PIN)を打ち込むか、カードをスワイプしてサインをする必要がありましたが、コンタクトレス決済は、1万円以下であればカードを決済端末にかざすだけで決済ができ、サインもPINも不要です。

スキャンのために店員にカードを預ける心配がなく、セキュリティが保たれているのでスキミングされる心配もありません。

日本国内でも対応店舗であれば利用可能です。ローソンやマクドナルドでは、「クレジットで」と言いリーダーにかざすだけで決済が完了します。

対応外貨であればお得に両替ができる

JALグローバルウォレットでは、日本円の他に、外貨残高として以下の外貨を保有することができます。

米ドル(USD)
ユーロ(EUR)
英ポンド(GBP)
スイスフラン(CHF)
豪ドル(AUD)
NZドル(NZD)
カナダドル(CAD)
香港ドル(HKD)
タイバーツ(THB)
シンガポールドル(SGD)
マレーシアリンギット(MYR)
中国元(CNH)
台湾ドル(TWD)
韓国ウォン(KRW)

これらの通貨はチャージした日本円の残高からアプリ上で両替を行い保有することが可能です。

保有してる外貨は現地のATMでお得に引き出すことができるほか、ショッピングでも現地通貨として支払うことが可能なので、クレジットカードに比べてショッピング時にかかる手数料を抑えることが可能です。ただし、これらの外貨残高は海外ATMで入金することはできず、日本円からのチャージのみに限定されてしまいます。

以上の14通貨以外については、マスターカードの為替レートを適用した上で、4%の事務手数料が発生します。一般的なクレジットカードの事務手数料は高くても2%なので、非対応通貨の場合はクレジットカードを利用するのが良いでしょう。

また、似たような仕組みのカードには、ソニー銀行のSony Bank WALLETがあります。対応通貨は異なりますが、外貨預金口座を開設している場合の為替レートはSony Bank WALLETのほうが良く、手数料も安いため、そちらのカードを持っている場合はJALグローバルウォレットは必要ないかもしれません。

住信SBIネット銀行のデビットカードも外貨の海外利用は可能ですが、外貨口座は米ドルに限定されています。

JALカードユーザーには不要?

マイルが200円につき1マイルしか貯まらないので、JALカードを持っている人が国内のショッピングで利用する必要はないでしょう。

しかし、海外利用の場合は活躍する場面が多く、海外ATMを利用する際には大きく活躍します。JALカード(クレジットカード)で海外ATMから引き出す場合はキャッシングとして扱われてしまうため、利息や手数料が発生してしまいます。JALグローバルウォレットでは、対応外貨であれば手数料を抑えて引き出すことができるため、現地で現金が必要になった際には活躍します。

両替所よりもレートが良い場合があるので、日本円でチャージをしておいて、現地で必要に応じてアプリで日本円から外貨に両替してATMから引き出すのが良いでしょう。

また、JCBやアメックスは、欧州などで利用できない場合があります。JALグローバルウォレットはMastercardに対応しているため、既存のJALカードを補う形で利用するのも良いかもしれません。

よって、マイルを貯める目的には適していませんが、海外で現金が必要になった際に活躍するので、すでにJALカードを持っていて海外旅行をする方にもおすすめできます。

JALグローバルウォレットはこういう人におすすめ

  • 住信SBIネット銀行の口座を持っている方
  • 海外での手数料を安く抑えたい方
  • 海外で安心して利用したい方

正直、JALグローバルウォレットをおすすめできる人は限定されてしまいます。

クレジットカードのチャージはほとんど意味がなく、銀行口座からのチャージも住信SBIネット銀行以外では手数料が発生するため、住信SBIの口座がない人以外にはあまりおすすめできません。

かつ、海外旅行を検討していて、日本円から外貨への両替手数料をなるべく安く抑えたい方にはおすすめです。クレジットカードではキャッシングとして扱われてしまい、手数料や利息が多くかかってしまいますが、対応通貨であれば比較的良いレートで両替することが可能です。

また、アプリ上で残高チャージや両替ができるので、使いすぎの心配も減りますし、カードの使用可否をアプリで設定できるので、万が一どこかに置き忘れたり紛失してしまった場合も安心です。

国内での利用についてはあまりメリットがありません。住信SBIネット銀行の口座があるのであればデビットカードでの利用の方がずっと便利ですし、貯まるマイルも200円につき1マイルなので、マイル目的で持つカードでもありません。

以上のことから、住信SBIネット銀行の口座を持っていて、かつ海外渡航を考えている方は持っておくと良いでしょう。

JALグローバルウォレットのように外貨残高で支払い、ATMで手数料を安く引き出せるカードでは、ソニー銀行のデビットカード「Sony Bank WALLET」が挙げられます。こちらはソニー銀行の外貨預金の口座を持つことで海外利用時の手数料を抑えられるカードなので、JALグローバルウォレットよりも少しハードルは上がってしまいますが、対応通貨であれば手数料はそれよりも下がる場合が多いので、ソニー銀行の口座を持っている方はこちらを利用することをおすすめします。こちらの対応外貨は、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、香港ドル、南アランド、スウェーデンクローナの10種類です。

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