JAL CLUB EST会員の中にも、JGC(JALグローバルクラブ)修行を目指している方もいることでしょう。しかし、JGCに加入をすると、JAL CLUB ESTの会員資格は自動的に失効します。
半永久的にサファイアステータスを維持できるJGCは非常に魅力的とはいえ、せっかくならできる限りJAL CLUB ESTの恩恵も受けたいですよね。
本記事では、JAL CLUB EST会員がJGCに切り替える最適なタイミング、注意点などを解説していきます。
JAL CLUB ESTの魅力
JAL CLUB ESTは20代社会人が加入できるオプションサービスで、年会費5,400円でさまざまな恩恵を受けることができます。
- ショッピングマイル・プレミアムの無料付帯
- 毎年5,000円相当のeJALポイント付与
- マイルの有効期限が36ヶ月から60ヶ月に
- 毎年2,000FOP付与
- 国内線サクララウンジを年間5回利用できる
- 国際線ビジネスクラスチェックインカウンターを利用できる
最後の2つはサファイアステータス(JGC)と重複しているものの、他の特典は唯一無二で、年会費以上の恩恵を受けられ大変お得です。
JGC修行にあたっては、JALカードの初回搭乗FOPの他に、2,000FOPを追加で獲得できる点は地味に大きいです。
特に、有効期限5年は非常にありがたい特典で、より多くのマイルを貯めてビジネスクラスやファーストクラスといった上級座席のチケットと交換することも夢ではありません。
CLUB ESTには以上のような豊富な特典があることから、JGCの申込書が届いてすぐに入会を申し込むのは少しもったいないのです。
JGCへの切り替えタイミング
JMBサファイアに到達すると、JALグローバルクラブへの招待が届きます。前述のとおりJGCに移行した時点で、JAL CLUB ESTは自動退会となってしまいます。
JMBサファイアとJAL CLUB ESTの会員資格をできるだけ長く維持しながら、JGCにスムーズに切り替えするタイミングについて説明します。
JAL CLUB-A以上のカードを事前に作っておく
JGCに入会するには、CLUB-Aカード以上のカードが必要です。普通カードをお持ちの方は、入会時にCLUB-A以上のカードへ変更する必要があります。
ただし、必ずしもカードの審査がスムーズに通るとは限らないので、念のためにもJGCに申し込む前、できればJGC修行を始める前からCLUB-Aカード以上に入会することをおすすめします。
個人的には、CLUB-AカードよりもCLUB-Aゴールドカードに申し込むことをおすすめします。CLUB-Aゴールドにはショッピングマイル・プレミアムが無料付帯しており、CLUB-Aカードでショッピングマイル・プレミアムを加入した際の年会費と比較すると、その差はわずか3,240円です。
他にも、CLUB-Aゴールドカードに入会することで、空港のカードラウンジへ無料入室ができ、海外旅行保険・ショッピング保険の補償限度額が上がり、航空機遅延保険が付帯するなど、より安心して旅行を楽しむことができます。
JMBサファイアを獲得した翌々年3月までに切り替え
JALグローバルクラブに切り替えられるのは、JMBサファイア会員のステータスを維持している間、つまり獲得した年の翌々年3月末までです。
たとえば2019年6月にJMBサファイアに到達した場合、サファイア会員資格は2021年3月まで続くため、その間にJGCへ切り替える必要があります。
申込書を紛失した際は、申込書を再送してもらうようにJALに問い合わせてください。
うっかりJGCへの移行を忘れて、JMBサファイアの会員資格も失効してしまった場合は、再度JMBサファイアを目指す必要があります。ダメ元でJALに問い合わせてみるのも手ですが、ほとんどの場合は受理されないと思うので、くれぐれも失効にはご注意ください。
JAL CLUB ESTの年齢制限(満30歳)にも注意
満30歳を迎えたあとのカード有効期限月(ほとんどの場合カード入会月)までです。
たとえば、カード有効期限が3月で、2020年12月に30歳の誕生日を迎えた場合は、JAL CLUB EST会員資格は2021年3月末まで持続します。
期限を過ぎた場合は、自動的にJAL CLUB ESTは自動退会となり、通常のJALカードが送られてくるので、JAL CLUB ESTが失効する前にJGCに入会することをおすすめします。
JGCプレミアを目指すのであれば80,000FOPに達した時点で切り替える
JMBサファイアよりさらに上級の会員資格にはJGCプレミアとJMBダイヤモンドがあります。いずれもマイルの有効期限が撤廃され、ワンワールドステータスも最上級のエメラルドとして扱われ、ファーストクラスラウンジも利用できます。
JGCプレミアは80,000FOPが必要で、JMBダイヤモンドは100,000FOPが必要です。しかし、JGCプレミアに関してはJGC会員であることも条件の一つに加わっています。
80,000FOPに達した時点でJGCに入会をしてしまえば、JGCプレミアの会員資格を獲得できるので、すぐに移行してしまいましょう。
JAL CLUB ESTとJGC加入 まとめ
JAL CLUB EST会員がJGC(JALグローバルクラブ)に切り替えるタイミングについて解説しました。
JAL CLUB ESTの特典も唯一無二で、20代限定のサービスであるため、可能な限りJAL CLUB ESTの資格を維持し続けて、JGCへ切り替えるのが一番賢い方法だと筆者は考えます。
場合によっては、なんらかの理由で審査が通らないことも十分にありえるので、スムーズに移行をするためにも、JGC修行の前、もしくはJMBサファイアになった時点でCLUB-A以上のJALカードに変更・発行しておくことをおすすめします。
また、JMBサファイアの有効期限(翌々年3月末まで)とJAL CLUB EST(満30歳になった後のカード有効期限月まで)の有効期限にはご注意ください。特に、JMBサファイア会員の資格が失効してしまうと、JGCへの申込みはできなくなってしまうので、再度JGC修行に挑戦しなければなりません。
さらにその上のJGCプレミアを目指す方は、80,000FOPまで達したら切り替えてしまいましょう。