ある程度、中古ドメイン取っていると、「ページランクやラッコページランクが高いからいいドメインだ」というのがいかに幻想であったかに気づかされます。
※バックリンク用で割り切るなら別
「数万円払って買ったページランク5のドメインが、圏外って…orz」
って経験を何度もしたことか。で、だいたいこういう結論に行きつきます。
・ページランクは気休め(というかもう見れないし)
・大事なのは運営歴が長いかどうか(さらに言えばワンオーナーが理想)
・バックリンクの数が多いかどうか
これで選んでいれば、まあ間違いはありません。
中古ドメイン屋さんでの中古ドメインの選び方
今日は、さらに一歩踏み込んだ効果的な中古ドメインの選び方をご紹介します。
中古ドメイン屋さんで、欲しいドメインをクリックすると各種データの画面がでてきます。
ここで見るところは、右下の「Ahrefs SiteExplorer」。Ahrefsというのは、アメリカのSEO関連の会社で、ドメイン関係のデータなら一番正確とされているところです。
よく、中古ドメインの被リンク数を調べるとき、調べるツールによって被リンク数の数が変わって、どれが正確なのかわからないことが多いと思います。なぜならそのツールのキャッシュの取得日によって結果が変わるためです。
正確な情報を知りたいなら、キャッシュ取得の更新が一番早いAhrefsがいいです。SEOチェキよりも被リンク情報などはかなり正確。
被リンク効果を狙って取得したドメインなのに、キャッシュ情報が古くて、被リンクが付いているように見えていたってことを防ぐ役には一応立ちます。
ただ、Ahrefsは有料サービスで、しかも英語のサイトなので、中古ドメイン屋さんぐらいでしかこのデータをみることはありません。それでも長く見ていると色々と読み取れる情報も増えていきます。もちろんSEOチェキでも確認します。
・Backlinks
・Domains
を見ます。
Backlinksは被リンクの数。で、ここの数が必ず「10~100」の間のドメインを選ぶようにします。つまり10本から100本の被リンクがついているものということ。
「えっ!?被リンクの数って多い方がいいんじゃない?それこそ1万越えとか…」
と思う人が多そうですが、被リンク数が1000以上とか10000以上になると、被リンクのアンカーテキストの影響で、狙っているキーワードでSEOを掛けにくくなるので注意。これは意外と知られていません。
そしてさらに言えば、よほどのビッグキーワードではない限り被リンク数はだいたい5~100本ぐらい当たっていれば問題ありません。あなたが狙っているキーワードで表示されるライバルのサイト、被リンク数を調べてみてください。たいてい「0~100本」ぐらいですから。
例えば、ライバルのカニ通販紹介サイトがあったとして、SEOチェキにぶち込んで被リンク数を調べたら、そのドメインに50本の被リンクが送られていたとする。この場合、40本前後の被リンクがついている中古ドメインを購入して、自前で30本ぐらい、無料ブログや自分のドメイン資産から、適度に送る。
結果として、ライバルサイトより20~30本ぐらい多く被リンクを当てれば、もうそれでOKです。それで上位表示されれば狙い通り、上位表示されないなら、そのドメインはバックリンク用として切り捨てればいい話。中古ドメインなんて、当たり外れがあるので「打率2割5分」でも十分大打者です。
次に見るのがDomainsという項目。これは、被リンクを送っているドメインの数が表示されています。例えば、Backlinks(被リンク)が100で、Domins(ドメイン)1と表示されていたら、1つのサイトから同じサイトに100本のリンクを出しているっていうことになります。
1サイトから、100本も同じサイトにリンク送っている。この状況は、例えばサイドバナーやメニュー画面から直でリンクを貼っているようなパターンです。自然といえば自然ですが、Googleの認識的には「スパム」と同等。
理想的なドメインとリンクの関係は、サイトが100個あって、そこから1本ずつリンクを送られているような状況。ドメイン数=リンク数に近ければ近いほど理想です。
しかし、残念ですがそうした中古ドメインはほとんど存在しません。例えば普段の行動を考えてみればわかりますが、自分のサイトで、自分のお気に入りのなにかを紹介するとき、結果として、1ドメインから数本のリンクを送ることは多いと思います。
おすすめの目安はとしては(より自然なドメイン数とリンク数の関係は)、Backlinksの数値の1/3~1/10ぐらい。
もしBacklinksが100なら、Domainsの数は、10から35ぐらいがいいでしょう。
またライバルを見て、何本の被リンクが付いているドメインならOKそうか。これをまず把握してから、ドメインを選ぶことです。無駄にスペックの高いドメインを買ってしまいお金を浪費してしまうってことはよくありますからね。
※SEOは被リンク数だけでは決まらないので、あまり考えすぎないように。
それではドメイン取得、頑張ってください。