就職活動時代のことを思い返すと、
「ブラック企業2016」とか「ホワイト企業2016」とか
Google先生に聞いていたことを思い出す。
あそこに掲載されている会社は、実際にそこに勤めたことの無い人間が作っているんだから、まあ根拠のない参考資料であることはわかってはいたけど。
調べちゃうよね。
ホワイト企業と云われる会社に就職して
筆者の兄は(ごめんなさい、私ではないです)いわゆる“ホワイト企業”と世間的に呼ばれている会社に勤めている。
しかし世間が思っている以上にその労働環境は過酷。
それこそお金はきちんともらっているみたいだし、残業代も出る。
ただ、2度病気で倒れている。
これをどう捉えるか、ブラック企業にお勤めの方からしたらそんなもの日常茶飯事だと言われてしまうかもしれないが、事実としてある。
逆に私の知人で、「異物混入」で話題になった会社で新卒で働いている人がいる。
世間的には“ブラック企業”と言われているし、成果主義の会社。
しかし本人は楽しくて楽しくてたまらない様子だし、プロ野球選手の2軍選手以上は稼いでいる。
就職偏差値ランキングは見るな
先に挙げた二つの例。
とても極端な例だが、自分なりに出した答えは、
「やってて楽しい仕事をやる」
まあ、これが一番難しいんだけどね。
天職なんてわからないし、やりたくない仕事をするのも仕事の一部だし。
だからネットの就職偏差値ランキングや2chの評価などというものはあまり見ないほうがいい。
せっかく興味を持っても、行動力を阻害する原因になってしまうかもしれない。
就職して働くということは、すごく難しい決断。
内定が決まらず、5月、6月…となってくると焦ってくる思いもあると思う。
でもそこで縁もゆかりも興味もない会社に入るのは辞めた方がいい。
ベタだが、少しでも興味のある仕事を選んだほうが絶対にうまくいく。
これは間違いない。
本当に決まらなかったら、バイト先の会社でもいいんじゃない?
知り合いのコンビニでバイトしていた奴が何か意地を張って、
「ここの社員だけはなりたくない!」
って強がってたけど、結局どこも決まらずバイトの店長が斡旋してくれて就職していた。
そいつがめちゃめちゃ楽しそうに働いているのは言うまでもない。
転職を考えて就職するな
悲しいことに、日本という国は転職することを良しとしない傾向にある。
逆にアメリカなんかは転職文化。
次々とステップアップしていって社内の新陳代謝が激しい。
それに彼らはものすごく休むし、残業なんてありえない、「肩こり」という言葉も存在しないくらいだから。
だけどここは日本。
アメリカがどうとか言うのは別で、この国で働いている以上、一般人が国単位の意識を変えることはできない。
だから今の仕事から転職をするとなると、一般的に給料は下がると思った方がいい。
ステップアップという綺麗な言葉とは裏腹に日本は冷たい。
だからネームバリューや評価を気にせず、好きな仕事、興味のある仕事ができる環境を少しでも選んだほうが絶対に得。
ホワイト企業かブラック企業か決めるのは自分自身だ。