ポメラニアンとドライブ!犬が車を嫌がる・怖がるときの対策法

「ドライブで遠出をしたいけど、嫌がってなかなか車に乗ってくれない。」
「車での移動中ずっと震えていて、ドライブに行くのがかわいそうになる。」

このようにワンちゃんが車に乗ることを怖がってしまい、お出かけしたいのになかなかドライブに連れていけないという悩みを多く聞きます。臆病で警戒心の強さが目立つ犬種のポメラニアンには、特にこうした悩みが多いのです。

車に乗るのを嫌がるにはそれなりの理由が存在します。まずは”なぜ”を理解することが大切です。




「車=嫌なことが起こる」というイメージ

移動するのに車を使うのはどんなときでしょうか?

基本的には、歩いて行くことのない遠くの場所に向かうために使うと思います。

検診や注射をするために動物病院へ行くとき、トリミングに連れていくとき。また、見知らぬ場所にドライブとして遠出するときなどなど。

実はこれがワンちゃんが車嫌いになる原因に他なりません。

動物病院でのトラウマや、見知らぬところに連れていかれる不安・緊張が、”車で移動すること”に結び付けられてしまっているのです。

つまり「車=嫌なことが起こる」という思考回路ができてしまっているというわけです。

それだけでなく、エンジン音やドアの開閉音、また車という空間に閉じ込められるという状況に不安を覚え、車自体が怖い存在だと思っている場合もあります。

つまり、このトラウマ的意識を変えてあげない以上、ワンちゃんが車を好きなることはないというわけです。車に”慣れていない”というのが理由ではありません。何回も何回も、ただ単に車に乗る回数を増やせばいいというわけではないのです。

【対策】とにかく車は楽しいものだと思わせる

車に対する恐怖意識・不安感を確実に取り去ってあげること。これがワンちゃんの車嫌いを克服するための近道です。とにかく車は楽しいものだと思わせることが大切になってきます。

  • 車に乗ること自体が楽しい
  • 運転中の車が楽しい
  • 車で移動してどこがに行くのが楽しい

ポイントはこの3つ。段階を踏んで少しずつ車に慣れさせ、ワンちゃんの車に対する意識を変えていきましょう。

 手順

①止まった車に乗せ、とにかく褒める・ご褒美を上げる

まずはエンジンを切った状態から始めていきます。このときドアを全開にしておくと閉塞感もなくワンちゃんの不安も最小限に抑えることができます。

この状態でまずはワンちゃんを車に乗せてみます。少しの時間でも乗っていることができたらご褒美におやつをあげ、とことん褒めてあげましょう。とにかく、車に乗ることでいいことがあるという意識を植え付けていきます。

お気に入りのおもちゃやぬいぐるみ、クッションやタオルといったものを一緒に車に入れてあげると効果大。なるべく普段通りの、落ち着ける環境づくりをしてあげるというのもポイントです。

慣れてきて問題がないようであれば少しずつ時間を延ばしていきましょう。その後はドアを閉める、エンジンをかけてみる(発進はしない)といった具合にステップアップしていきます。

まずは車の中に入ると何らかのごほうびが待っているいいことがあるんだということをワンちゃんに覚えこませていき、止まっている車への恐怖心・不安感を取り去らっていきます

②近場のよく行く場所に移動

車という乗り物そのものに慣れてきたら、次は実際に移動してみましょう。

行き先は数分程度で到着する近場に設定します。ただ近いというわけではなく、ワンちゃんが喜びそうかつよく行く場所を選ぶようにしてください。

この、”近場”“喜びような””よく行く”というのがポイントになります。これにより、「車に乗る=嫌なとこに連れていかれる」という意識ではなく、「車に乗る=楽しい場所に連れていってもらえる」という意識をワンちゃんに植え付けていきます。

とにかく車での移動後は思いっきり遊んであげ、楽しませてあげるのがポイント。散歩でよく立ち寄る公園や広場がおすすめです。

③少しずつ乗っている時間をのばしていく

移動することに慣れてきたら、少しずつ移動距離をのばし、乗っている時間を長くしていきます。

行き先は「②」で選んだ場所で構いません。変更しなくてOKです。数分で着くところをわざと遠回りをし、5分…10分…15分…といったようにわざと時間をかけて移動してみましょう。

こうしたことを何度も繰り返し、車で長時間移動することに慣れさせていきます。

 準備OK!実際にドライブへ

車そのものへの恐怖感、車で移動することへの抵抗がなくなったら、実際にドライブに行ってみましょう。

怖がらなくなったからといって、動物病院に向かうときのみに車で移動する、このようなことはあまりおすすめできません。定期的にワンちゃんが楽しめる場所へ連れていってあげるといいでしょう。

普段行くことのできない少し遠くの公園やドッグラン、ドッグカフェなどなど。たまにはワンちゃんとドライブするのもいいものですよ。

無理せず確実にステップアップを

意識というものはすぐには変えられない、変えるためには時間がかかり、特にポメラニアンは臆病である。このことをぜひ頭に入れておいてもらいたいと思います。

すべての行程で共通して言えることですが、焦りは禁物。ワンちゃんの様子をよく観察し、無理せずゆっくり確実にステップアップしていくようにしましょう。ワンちゃんが少しでも怖がる・嫌がるようでしたらひとつ前のステップに戻ってみるという選択も忘れずに。

とにかく続けることが大切です。少しずつでも構いません。車に対する恐怖意識・不安感を確実に取り去っていきましょう。

「車に乗ってもイヤな事は待っていない。楽しい事が待っている。」そう思ってもらうことは、ワンちゃんだけでなく我々飼い主にとっても快適なドライブになることは間違いありません。