英語が苦手な日本人が多い理由

昔から日本人は英語がヘタだと言われています。最近では、小学校から英語の授業が始まり、東京オリンピックに向けても国際化に対応する動きが見られます。

しかし、日本人は「精神的」にも「物理的」にも英語の上達に対して大きく障害となるものがあります。ここでは、なぜ日本人がこんなにも英語がヘタなのか、苦手なのか、分析していこうと思います。




日本人が英語を苦手としている理由 ~精神面~

ドラゴン桜のドラマ第6話でこんなシーンがあります。

川口先生
「ねえ矢島くん、君はローラースケートできる?」

矢島
「まあ、滑るだけなら」

川口先生
「水野さん、あなた水泳できる?」

水野
「平泳ぎで25mくらいなら・・・」

川口先生
「みんな運動ならちょっとできると、“できる”って言うね。どうして英語だと“できる”って言わないんだろう?」

みんな
「・・・」

川口先生
「日本人は不思議なことにね、外国語になると途端に完全主義者になってしまう。それは英語の得意な英語の先生でさえ自分の英語力にコンプレックスを持っていたりする。
外国人とネイティブに会話できないと『英語できます!』と胸を張れないみたいなんだ。それに引き替えアメリカ人に『日本語できるか??』って聞くと、『Oh!Yes!“Sushi”』って一つの単語知ってるだけでスゲエだろ?って感じなのさ。」

緒方
「要はさ・・・”気の持ちよう”ってこと・・・?」

川口先生
「Oh!Yes!」

結論:そういうことです。

日本人が英語を苦手としている理由 ~物理面~

英語と日本語の周波数が違う

日本人が英語を苦手としているのには、精神面の部分だけが理由ではありません。物理的に日本人が英語を「覚えにくい理由」があります。それが周波数の問題です。

周波数がどのように影響しているのか

そもそも人間が聞き取ることのできる周波数はおよそ16ヘルツ~16000ヘルツと云われています。ヘルツとは音の振動のことをいい、その振動で人間が何の音なのか判断するのです。従って、人間が聞き取れる許容範囲をオーバーすると脳が音で判断するということができなくなってしまうのです。

また、驚くべきことに言語ごとに周波数が存在し、日本語と英語の周波数の開きはとても極端なのです。英語の音が日本語脳の私たちの耳の周波数帯に無い、つまり英語を「雑音」と脳が認識して「聞こえない」のです。

わかりやすく言うと、我々日本人は必ず「母音」を含んだ言葉を聞いています。しかし、日本語では1つしかない「ア」という母音発音が、英語は5つも存在します。さらに厄介なのが子音。子音は日本語には存在しない音です。例えば「station(駅)」という単語。最初の「s」の発音は「su」ではなく聞こえるか聞こえないかくらいの歯と歯のあいだを空気が抜けるような「(すー)」という発音をします。日本人が英語ができない理由は日本語という言語の特徴が原因となっているのです。

ちなみにドイツ語ですと125hz~3000hzとほぼ日本語と同じ周波数帯であるためとても聞きやすくなっています。ドイツ語は文法も日本語と同じのため、大学生になって第二言語として何を履修しようか、ヨーロッパ旅行の際に語学を勉強しようかとお考えの方にはとても馴染みやすいのでオススメです。

この周波数による聴覚が出来上がってしまうのは10~11歳と云われているため、幼児期に英語を学ばせた方がいいというのは間違いではありません。では、この周波数を大人になって鍛え上げることは無理かというと、そうではありません。その方法は、ズバリ『慣れ』です(すいません)。

つまり英語しかない環境に身を置き、英語の周波数に身を包まれていることが”日常”、日本語の環境が”非日常”の環境を作り出せば、英語は上達するのです。

英語脳の作り方

英語脳とは、「英語を英語で理解する脳」です。イメージがあまり沸かないでしょうが、多くの方が「英語を日本語で理解」しています。例えば、あなたの英語ノートは英語の下に和訳が書いていたりしませんか?それが悪いとは言いませんが、癖になってしまうと聞き取った英語を頭で日本語に変換し、言葉にするとき日本語から英語に変換してしまうようになります。

これは思っている以上に大変な重労働です。なぜなら我々が日本語を話すときそういうことを行っていないからです。ですから英語ができない今は自然と「英語は疲れる」「英語は嫌い」と感じていってしまうのです。「日本語は日本語で理解し、英語は英語で理解する。」これは語学を学ぶ上で基礎となる理解です。

熟語暗記・チャンク化の効率を上げるには

英語に対するスムーズな理解、英語脳を鍛えるためには、熟語暗記、つまりチャンク化が重要な役割を果たします。例えば、皆さんが通常日本語で会話する際も同じだと思いますが、何か言葉を発する時は単語ではなく、2語以上のセットの言葉をつなぎ合わせて会話をしていると思います。

英語も同じです。
Good mooning(おはよう)
Nise to meet you(はじめまして)

熟語をより多く理解することができれば、自然と英語脳は作られていきます。
むしろ、「good=良い」「mooning=朝」これをいくら転じても「おはよう」とはならないように、単語だけの理解の方が英語の上達を阻害する可能性もあるのです。

そこで、会話を構成するワード郡・チャンクを学習するのにうってつけな方法があります。それが、海外の映画・ドラマを見ることです。何故かというと話し手の息継ぎをしている瞬間をよく観察できるからです。これは英文の途切れ、つまり意味の区切れのタイミングです。

さらに映画やドラマ、アニメや洋楽のPVでも構いません。これらは「なんとなく何を言っているか分かる」という意識にすり替わっていきます。つまり、最初にお話した「日本人が英語を苦手としている理由~精神面~」の懸念が払拭できる効果があるのです。

英語を英語で理解するためのポイントは以下のとおりです。

  • 字幕は英語にする
  • 息継ぎ・センテンスの切れ目を観察する
  • 分からない単語はすぐ調べる
  • 同時に映画・ドラマも楽しむ

こんなにも効率的で楽しい学習方法はありません。

それでは、次の動画を今までのことを理解した上でご覧になって下さい。

「なんとなく分かる」という程度で構いません。一番は英語に対する考えを変えること。「病は気から」ではありませんが「できる」と思うだけで効果の現れは全く異なります。そして先に挙げたポイントをきちんと意識しながら見ることで効果は何倍にも上昇します。

今はVOD(動画配信サービス)の発達により、HuluやNetflixなどビデオを借りに行かなくても海外ドラマを見ることができるツールがたくさんあります。特にHuluの字幕機能をうまく活用すれば、英語字幕→日本語音声、日本語音声→英語字幕、などで視聴することもできます。そうしたツールを活用し、英語を楽しく学んでいくのが頭に残りやすい勉強法と言えます。

英語字幕が使えるVODの比較一覧