東大受験生必見!ドラゴン桜式・科目別学習法

ここではドラゴン桜で紹介されている科目別の学習方法を厳選して紹介+解説しています。

東大受験生はもちろん、一般の受験生、センター試験受験生全員に役立つ勉強方法です。たかがマンガと軽んじず、是非参考にしていただければと思います。




1.国語

試験においても、国語においても最も重要なことは「正しく読む」ということ。分かっているようで分かっていない、どうして得点できていないのかも分からない。だから国語は伸びないし、逆に下がることもない。だからその勉強法を知っている人間は国語で差を付けることができるのです。

国語ってどうやって勉強すればいいの?という言葉はよく聞きますが、国語の素養を鍛えるにはまず「なぜ?どうして?」という知的好奇心を満たすことからはじめます。作品の中ではこの方法として、街中へ出かけ「どうして最近こんなにもハングル表記が多くなったのだろう?」と芥川先生(国語講師)が生徒らへ投げかけました。

それが「なぜ」が出てくるまで続け、自分なりの論理を確立させるトレーニングを行いました。暗記物でもそうですが、一度「なぜ」が出なくなるまで考えたことはそうそう忘れることはありません。

また国語力・読解力・勉強への好奇心がかりたたせられるのです。与えられた問題の意図は何か?なぜこれが聞かれているのか?それを読み取る力を養い、自分の考えを解答に表せば、まず出題者の考えにかすらないということはないのです。

1.1 自分の国語力を過大評価しない

日本人であるという理由だけで、国語を軽視し勉強しない生徒のなんと多いことか。おかげで国語をしっかち勉強した人にとっては「確実に」特典できるおいしい科目であるというのも確かなのです。

まず国語という教科を軽視しないこと。そして、自分自身が18年そこらしか生きていないという事実を知ること。相手はあなたの3~4倍近く日本語を使ってきており、しかも専門分野としている方です。敵うはずがありません。また、国語の力はすべての教科に通づる力です。国語をどの教科よりも真っ先に勉強し固めてしまうことのほうが近道であると説明されています。

1.2 国語は感性では絶対に正解できない

国語を勉強しない受験生の多くの心理は「当たる気がする」から。これは何か宝くじを買う人間の心理と似ています。これで得点できないあなたはつまり出題者の思惑にはまっているのです。

誘導されるようにその表現を選択し解答してしまう。間違えても何を間違えているかわからないし、「今回は運が悪かったなあ」などと思い結局そのまま放置してしまうというのが多くの受験生のパターン。国語問題はあなたの見解ではなく出題者の見解を読み取る試験です。解答している内容が一般論では正解できません。この理解が大切です。

1.3 速読を身に付けよ

試験において、読むスピードが遅いというのは致命的となります。ただでさえ出題量が多い東大試験ですから、まずは読むことに慣れ、文章に対する抵抗をなくすことが第一です。

速読力を養うのに有効なのは「多読」です。ただ「読書」にならないように気をつけながら、詳しい意味の理解については飛ばし、内容全体の流れを説明できるように読むことがポイントです。

作品の中では「自分がわかりやすいと思う短い本を一気に読む」と説明されていますが、そうなると、評論文や難解な表現の文章には結局触れることにはならないので、興味ある本の間に難解で短い本を挟みながら読むことが有効です。

1.4 「読む力」と「書く力」が国語力

「読む」とは「読み取る」という意味。「書く」とは「伝える」という意味。どちらも分かっているようで分かっていない生徒が大変多いです。漫然と「読む」だけでは読み取る力はつかず、「読書」になってしまいます。意識的に読み取ろうとしないと身につく力ではありません。

また、伝えるためにはその物事を理解していることが大切です。つまりは「読む力」ありきなのです。従って、まずは「読む力」を養う訓練をしてください。

1.5 「正しく読む」とは出題者との心のキャッチボール

なぜ?どうして?この好奇心・探究心を常に持つことが物事を掘り下げる力になります。つまり文章の読解力につながります。何も難しいことはないのですが、こと勉強になるとこの作業をサボりがちになります。

好きな子とメールをしていたら、あなたは「この言葉にはどんな意味があるんだろう・・・?」と、一つの単語も時間を惜しまず読み込むはずです。それはあなたがその子に対して猛烈な好奇心があるからです。ですから特殊な能力ではなく誰しもに備えられている能力なのです。

ちょっと顔をあげて街中を見回してみる、観察力を働かせて何事にも疑問を抱き調べてみる。面倒くさがらず行うことが大切です。そして、国語の問題に取り組んでみてください。何を聞いているのか、何を問いたいのか、問題を解くということは出題者との議論、すなわちキャッチボールなのです。

1.6 試験に受かる論文の書き方

ズバリ試験に受かる論文とは、「客観性を持たせた文章」であることです。つまり主観的・抽象的な文章はNG。

客観的な文章は「一般的」であることとは違います。具体的に書き方を言うと、まずあなたの意見・考えを書き、予想される反対意見(つまり客観的な意見)を書きます。次にその反対意見を否定し、自分の意見を正当化し証明します。こうすることであなたの意見は、あなただけの考えでまとめられたことではないことが分かり、客観的になるのです。

具体例や自信の経験を背景に書くとさらに文章が濃いものになり信憑性や客観性が磨かれた文章になります。

1.7 小論文は1行目で決まる!

この手法はバラエティ番組「アメトーーク:勉強大好き芸人」でも紹介がありました。

何百・何千という小論文を採点する採点者は、多くて1段落程度しか読みません。ひどいと1行目、題名だけで判断するということもあります。逆に言うと、1行目で一気に採点者の目を釘付けにできればあなたは優位に立つことができます。それは、受験生がどんな1行目で書き出すか予想し、それに反する1行目を書き出すのです。

つまり「○○とは・・・」というありきたりな書き出しではなく、「この世界には二種類の人間しかいない」となると、どうでしょう。試験官は誰でも「ほう、どんな人間だ・・・」と読み進めます。そして「ラーメンが好きな人間と嫌いな人間だ」と続きます。たとえこのようなチンケなお題でも続きが気になりますよね。そして1.6でもお話したように、この2文だけでも客観性があるので読み進め易いのです。

あなたの意見だけで固められた文章は、あなたに興味がないととても読みづらいものです。構成も語彙力も小学生以下のアイドルのブログを読んでいて面白いのは、あなたがそのアイドルに興味があるからです。客観性のある文章というのは「読みやすさ」という面でも力を発揮します。

2.古文・漢文

古文・漢文はセンター試験でも東大入試問題でも基礎問題が多いのが一般的です。やったらやっただけ点数が取れますが深入りは不要です。

センターの配点は国語100点、古文50点、漢文50点です。得点源としても周知の事実で配点も少ないことから差が開きにくい、また絶対に落とせない科目です。従って、試験開始後はまず古文・漢文から解答する。これを必ず守りましょう。そして満点を狙いに行くこと。決して不可能ではありませんし、満点が取れる科目なのだと知っているだけでも心のゆとりが違います。

2.1 古文と漢文はマンガで学べ

古文と漢文に対して毛嫌いしてしまうのはその当時のことが分からないからです。ドラゴン桜では第一歩目としての導入にマンガを活用することをオススメしています。

特に「あさきゆめみし」は超がつくほどの定番。多くの受験生が読んでいます(思春期の高校生にとってはいろんな意味でいい教材です・・・)。『源氏物語』の時代背景を知る上でも日本史・世界史の勉強にもなります。

3.数学

数学は他の教科よりも答えが明確に用意されており、それに向かって解答していくため目標設定しやすく、得意科目としている人が多い傾向があります。極端な話、公式さえ覚えれば全て制圧でき、他の教科と違って数学は一問一問、できることに対して異常なまでの達成感があります。数学ができる人の性格がキツそうに見えるのはそのためでしょうか・・・。

また「数学ができる」というのが一種のブランド化されており、勉強全体に対しても自信がつくのです。勉強が好き・嫌いの分岐点は数学にかかっているといえます。

3.1 数学は暗記だ!そしてゲームだ!

公式を暗記することに対して違和感を覚えたり「ずるい」と感じる方もいるでしょうが、暗記が一番早い方法です。孫正義さんは「公式は覚えたことがない。自分で作った。」などと話していましたが、それは例外。「公式は暗記ではなく理解して使え」と教えられ、また暗記することが美学に反するかのような意見もありますが、結局頭の中ではみんな公式を利用しています。

量をこなす東大入試に対して、反射的に公式を思い出せる頭の方がよっぽど有能です。また、社会に出て瞬時に情報処理できる人間の方がよっぽど求められています。数学とはそのスピード、処理能力、技なのです。刷り込まれた美学は捨て、とにかく公式を暗記する。その暗記した内容は、問題を解く中で自然と「理解」に変わります。誰も口にはしませんが、暗記を先にしようが、理解を先にしようが、結局使うのは公式なのです。

3.2 反復練習でスピードと正確性をつける

すべての教科に言えることですが、特に数学は反復が大切です。しかし数学でそれを行う理由は、暗記した公式を忘れないようにするのもそうですが、スピードと正確性を整えることのほうが大切です。公式は身体が覚えるまで染み込ませ、あとは腕がついていけるようにとにかく解く、解いて解いて解きまくる。理解を伴った暗記も必要なく身体に覚えさせるため、言い方は悪いですが、受験数学はバカでもできるようになります。

容量よくこなすやり方を見つけるのもそのこなした量の中で発見することができます。そして、一問のケアレスミスもしてはいけません。ケアレスミスは癖になります。何度も同じケアレスミスをするとなるとそれはケアレスミスではなくあなたの弱点です。これを解消するのも、繰り返しの反復練習なのです。

3.3 頭から解くな!解ける問題から解き始めよ

試験問題全体にいえる話ですが、数学は特に、ひと目見て「解ける」「解けない」の判断がしやすい科目といえます。一度試験問題を全てめくって見て、A・B・Cなどでランク付けしておくと取りこぼしがなく有効です。まずはAから解き始め、B、Cと解く。また試験終盤の見直し(時間はないかもしれませんが)にはAだけを見直しするなど、最初にランクをつけておくと心のゆとりが生まれます。また問題に対して正しいランク付けができる実力がつけば合格は近いでしょう。瞬時に問題に対してランク付けできる能力は社会に出て非常に求められる能力です。すなわち、

A「急ぎで重要な仕事」
B「重要ではないが、急ぎな仕事」
C「重要だが、急ぎではない仕事」
D「時間があるときに終わらせておけばいい仕事」

この判別はできそうでできない能力です。特に社会人2年目以降になると一気に仕事が降ってきてその量に押しつぶされそうになります。どれから手をつけていいのかわからなくなり、デスクは資料まみれで結局CやDの仕事に手をつけてしまったり、混乱状態になってしまうのです(体験談です)。数学で求められているのは実はそこで、その判別ができるようになれば合格へグッと近くなります。

4.英語

4.1 英単語は「1日10個を1週間」よりも「70個を7日間」

どんなことをしても忘れるものは忘れる。この脳のメカニズムを理解すれば、1日10個を毎日繰り返よりも、70個の英単語を簡単でいいから毎日覚えて7日間続けた方が実は効率がいいのです。また、覚えるときは単語単体でなく、文章の中で使って覚えること。発音記号についてもしっかり覚える必要はありません。

4.2 東大受験の英単語で覚える単語は2000語しかない

東大英語で覚えるべき英単語は実は2000語しかありません。実際はもっとたくさんあるでしょうが、それが合否に影響することはなく、また文脈からその意味がわかるような出題となっているため、どちらにしても覚えるべき単語は限られているのです。そこで作品中では「英単語ターゲット1900」を用いて英単語の学習をし、辞書がわりに使用しています。またここで出てこない単語は入試にはでないと割り切り飛ばしていくという斬新なやり方を採用しています。

4.3 組み合わせれば無敵!基本例文100を覚えよ!

東大英語のレベルというのは、「ネイティブの中学生」程度を目安としています。つまり15年間の母国語歴ということ。あなたの中学校の頃のことを思い出して欲しいのですが、確かに環境問題や人権、政治のことなど難しいことを学びましたが、それを表現する言葉遣いについてはまだまだ稚拙ではなかったでしょうか。それを考えると、難しい表現や単語は全くの不要なのです。

基本的な例文を100個組み合わせ、それを自由自在に組み合わせて使えるようになったほうが受験対策上最も効率がいい方法。これも数学と同じでパッと口に出せて言えるようになること。東大英語は比較的に他の教科よりも(他大学と比べても)簡単とまではいかないまでも対策がしやすいものであります。この基本例文100についてはドラゴン桜で紹介されるもっと前から授業に取り込んでいる竹岡広信先生(京大出身)という関西では有名な駿台の看板講師がおり、その方が「ドラゴン・イングリッシュ基本英文100」としてリリースしているので是非これで英語力の基礎を作り上げていただきたいと思います。

4.4 英作文対策 寝る前に英文日記を書け

日本語で日記を毎日書くのも至難の技なのに英語でなんて・・・というのはさておき、英語で日記を書く目的は2つあります。

第一に、東大では必ず英作文の出題があること。毎日英語で文章を考える癖をつけておけば英作文の出題も怖くありません。また、東大英語の英作文は減点方式。簡易な表現であっても、間違ってなければ減点されることはありません。

第二に、英語力が単純に向上すること。勉強は使われて初めて効果があるものです。語学はそれが顕著で、実際に自分が考えた言葉で文字に起こしアウトプットすることは、一番効果のある学習方法なのです。最初は文章の作成に戸惑うでしょうから、日記でなくても構いませんので何かお題を決めて、文字にしてみるといいでしょう。次第に使えるレパートリーが増えていくでしょうから、慣れてきたら新聞のネタを書いてみるなど工夫をし、英語を日常に取り込みましょう。

4.5 英語は音楽で!映画で!楽しんで学ぼう!

例えばビートルズの歌を一つ丸暗記するだけで、相当の英語力が付きます。ビートルズはそのほとんどが中学生程度で学ぶ英語表現で、さらに物語形式になっており理解しやすい。また洋画の字幕を使ったオーバーラッピング・シャドーイングはとても効果のある方法です。英語はとにかく楽しんだもの勝ち。その勉強方法に正解も不正解もありません。

4.6 英語は聞くな

これは「英語は使ってこそ意味がある」ということ。スキマ時間に少しでも聞いていた方がいいのではないかと思われているが、実際にはあまり効果はない。口に出してこそ意味があるのです。そのやり方として作品中紹介されているのが『追い込み』すなわちシャドーイングのことです。

シャドーイングとは簡単に言うと、聞こえてきた英語に対して少し遅れながら、追いかける(シャドー)ように英語を発話することです。簡単なようでとても難しい練習方法です。なぜ難しいかというと、聞く・理解する・話すの3ステップを同時に行うためです。「そんなことができるのか」と思われがちですが、通訳の方や、手話通訳の方を見ていただければ不可能ではないことがわかると思います。これができるようになれば劇的にリスニング能力は上がります。