【阪神・光星学院】期待の若手・北條史也はポスト鳥谷に値するか

阪神は鳥谷のメジャー流出に加え、西武が持つ保有権の関係で中島の獲得に陰りが見えてきた。

これを期にFA移籍選手で戦力を補強するスタイルから、生え抜きの選手を育てるスタイルに変更してほしいものだが、そんな中台頭を表してきたのが3年目を迎える北條史也(光星学院)だ。

《追記》
鳥谷敬の残留、中島のオリックス移籍、北條のキャンプ一軍スタートなど色々決まり、阪神ファンにとっては嬉しいことだらけのストーブリーグとなりました。




【2】北条史也:遊撃手

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名前:北條史也(ほうじょう・ふみや)
生年月日:1994年7月29日
出身:大阪
投打:右投右打
守備:遊撃手
プロ入り:2012年(ドラフト2位)
年俸:720万(2014年)
経歴:光星学院⇒阪神タイガース

高校成績

甲子園3季連続準優勝(11年夏、12年春・夏)
高校通算25本塁打
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プロでの成績(2軍)

2013年:率.199(221-44)・点20・本1
2014年:率.259(324-84)・点23・本2

2014年には、チーム最高打率、チーム最多安打、リーグ最多四球(52)、リーグ最多試合出場(102)を記録、フレッシュオールスターにも選抜された。

同年9月29日にはプロ入り初1軍昇格も果たした。

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試合出場には恵まれなかったものの、1軍に昇格されるだけで帯同日数に応じて年俸は一時的に1500万(最低保証年俸)になる。
それ以上に1軍の雰囲気を味わえただけでも効果はあったように思える。

※最低年俸保証

育成最低年俸…240万円
支配下選手(2軍)最低年俸…440万円
1軍最低年俸…1500万円

年俸1500万円以下の選手の場合
150日の出場選手登録(1軍)されれば満額1500万円になるように満たない分が日割り計算で加算されます。

例えば、

年俸500万円の選手の場合1000万円足りませんので1日あたり6万6666円(3日で20万円ちょうど)加算され150日に達した時点で1500万円になり151日以上登録されてもそれ以上は増えません。

引用:プロ野球の一軍最低年俸

また、第1回U-21ワールドカップにも選手され、豪州戦・ベネズエラ戦で
8打数4安打6打点1HRと大暴れ。

結果を残し世間にも認知された。

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光星学院出身の主なプロ野球選手

洗平 竜也(投手):中日2位(00年)

1軍実働なし。03年に戦力外通告

根市 寛貴(投手):巨人4位(00年)

1軍実働なし。06年に現役引退

松崎 伸吾(投手):楽天1位(05年)

1軍実働05-11年
1年目から1軍出場を果たし、投手事情が苦しい楽天とはいえ新人開幕8連敗という不名誉な記録を作ってしまった。
12年に戦力外通告

坂本 勇人(内野手):巨人1位(06年)

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今や日本を代表する大型内野手。
今年2014年にはNPB史上277人目の通算1000安打を達成。25歳5ヶ月での達成は史上3番目、セ・リーグ史上最年少記録。
推定年俸:1億8000万(2014年)

下沖 勇樹(投手):ソフトバンク3位(09年)

1軍実働なし。13年に戦力外通告。

川上 竜平(外野手):ヤクルト1位(11年)

1軍実働なし。
[ファーム成績]
12年:率.175・点6・本1
13年:率.267・点14・本0
14年:率.190・点16・本1

推定年俸:650万(2014年)

田村 龍弘:ロッテ3位(12年)

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北条とは小学生時代からチームメイト。
2013年途中から1軍昇格、CSでもマスクを被った。
2014年は1軍と2軍を行き来していたが後半から定着。
年俸も630万から倍の1260万に跳ね上がった。

光星学院出身の選手は坂本勇人を始め打者が目立った活躍をしている。

そういった意味では同期の田村が結果を残しているように、北条の活躍は期待できる。

北条は鳥谷の穴を埋められるか、課題は守備

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とにかく守れないと意味がない。

北條は課題が明確で、試合数の少ないファームで13年、14年と連続して二桁失策。

しかし鳥谷はシーズンを通して5つしか失策していない。
2014年は2年連続3回目のゴールデングラブ賞に選手された。

球界一の遊撃手と比べるのは論点が違いすぎるが、阪神のショートを守る以上今後ずっと鳥谷とは比較され続けるだろう。

今年FA権を保有する国内・海外の実力内野手は、

鳥谷(阪神)⇒ブルージェイズ・ナショナルズが有力
中島(アスレチックス傘下)⇒西武が有力
川崎(ブルージェイズ)⇒残留濃厚
田中賢介(レンジャーズ)⇒日本ハム移籍決定的
大引(日本ハム)⇒ヤクルト移籍決定的
小谷野(日本ハム)⇒オリックス・西武が調査
梵(広島)⇒広島残留か
田中浩康(ヤクルト)⇒未定

鳥谷残留が一番好ましいが、同大学(早稲田)・同年代の青木、同大学・1学年先輩の和田毅の活躍が本人を触発していると思われるため交渉は難しい。

大和のショートコンバートが今キャンプから既に実践され、始動し始めているが北条を外野で使うことは検討されていない。

スペックとスター性は甲子園での活躍と2014年までの実績で証明された。

課題の守備と、代打として少ないチャンスで結果を残せる勝負強い打撃が北条の運命を決める。

《追記》
2015年1月17日現在
鳥谷は阪神残留、中島はオリックスFA移籍、川崎はブルージェイズとマイナー契約、田中賢介は日本ハム復帰、大引はヤクルト移籍、小谷野はオリックスFA移籍、梵は広島残留、田中浩康はヤクルト残留とそれぞれ進路が決定した。