前中日・吉川大幾トライアウト欠席、巨人入り決定的

2014年11月、立浪二世と期待された中日・吉川大幾(PL学園)が落合GMより「来季の構想に入っていない」として戦力外を言い渡された。

球団内部からも「信じられない」といった声が聞かれ、ドラフト2位・22歳の早すぎる「クビ」に驚きを隠しきれなかった。
通告後、11/9の第1回トライアウトを受けることを宣言していた吉川だったが、当日その姿は無かった。

冷静に考えればこれだけの選手を他球団が放っておくわけがなく、真っ先に飛びついたのは巨人だった。




立浪二世・吉川大幾がクビになった理由

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怪我をしたわけでも成績が極度に悪かったわけでもない。

プロ2年目には1軍初昇格も果たし、初打席・初安打・初打点を同時に記録するなど今後が期待された。

走・攻・守を兼ね備え、さらにスイッチヒッター、PL学園主将として2度の甲子園出場、スペック・スター性・伸び代を感じられる22歳をクビにする理由は何だったのだろうか。

今は高校時代に無名でも大学・社会人で活躍すればドラフトで選ばれる時代。

今年のドラフトで日本ハムが5位に指名した瀬川隼郎(室蘭シャークス)は28歳(全指名選手中最年長)
さらに中日に限定すると1位~9位の指名は全て大学生と社会人、つまり22歳以上。

「もう少し様子を見ては?」

と思うのも自然、むしろ吉川よりも成績が悪く1軍に昇格したことのない22歳以上の選手は山ほどいる。

10/20まで宮崎フェニックスリーグに帯同していたが練習態度や怠慢プレーなどが理由で名古屋へ強制送還、その10日後に戦力外通告を受けた。

無関係とも言い難いが、そう簡単に戦力外が言い渡されるはずがない。

これだけ見ると吉川だけでなく、他の選手にも影響を与える人事であると見受けられてもおかしくない。

私が純粋に野球選手を夢見て日夜練習に励む少年の立場だったら、

「ドラゴンズには入団したくない」

と思う。

巨人・DeNAが獲得調査

吉川が戦力外を言い渡されてから、「当然」と言うべきか数球団が吉川の獲得調査を始めた。

最も獲得が有力とされているのは巨人だ。

セ・リーグ3連覇を果たし、力は他球団に比べ抜きん出ているように映るが実はチームは高齢化が進んでいる。

橋本到・大田泰示・中井大介・藤村大介・小林誠司など期待の選手はいるものの、スタメンとして定着している20代の選手は坂本と長野のみ(長野も来年30歳)。

若手と言われてきた松本哲也・寺内崇幸も実は30歳を超えているし、片岡も期待ハズレだった。

そんな背景もあり高校No.1スラッガー岡本和真(智辯)をドラフトで1位指名。

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岡本のライバルとしても、また一度戦力外という地獄を体験した身としても、吉川が巨人で校正できる可能性は十分にあるし「負けず嫌い」な性格からして環境は最適かもしれない。

逆に中日にはそういった環境が無かった。

また、20代で中日を去ると移籍先で活躍する選手が多いという変わったデータも。
参考ページ

吉川にとっても、巨人にとっても、中日にとっても(ファンにとってはたまったもんじゃないが)、移籍はいい方向へ進むのではないだろうか。

吉川大幾(よしかわ・だいき)

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生年月日:1992年8月21日
投打:右投両打
守備:遊撃手
経歴:PL学園→中日ドラゴンズ(2010年ドラフト2位)
年俸:750万(2014年)
エピソード:立浪和義と身長・体重・生年月日(2日違い)・PL学園主将・ポジションが同じことから、「立浪二世」として今後が期待され、背番号【3】を引き継いだ。