中島裕之獲得に古巣西武が最有力!「保有権」とは

阪神タイガース・中島裕之が誕生しようとしている…かのように思えたのは先週までのこと。

ここになって古巣・西武ライオンズの獲得が最も有力だという報道がされた。

その理由は西武が持つ「保有権」にあった。




保有権の仕組み

中島裕之FA移籍

海外FAにおける制約・補償

FA権を行使して海外の球団へ移籍した場合は、国内FAと異なり制約は生じない。ただし例外として、以下のような場合には制約が生じる。
FA宣言した年の翌々年の11月30日まで日本のプロ野球球団と契約を交わさなかった選手のうち、翌12月1日以降に日本のプロ野球球団と選手契約を交わした場合は、補償対象選手であっても前球団への補償を必要としない。そのため、FA宣言により他国のプロ野球球団へ移籍し、上記の翌々年の11月30日までに日本のプロ野球球団へ再度移籍する場合はこれに該当せず、最後に在籍した日本の前球団への補償が必要となる。

Wikipedia:日本プロ野球のフリーエージェント

中島の獲得に乗り出すと報道されている球団は、西武・阪神・中日・楽天・巨人の5球団。

つまり西武以外の4球団が11月中に中島を獲得するには、海外FAにおける制約・補償(保有権)の規定により、西武に対して補償金を支払わなくてはならない。

特に獲得に本腰を入れている阪神にとっては鳥谷のメジャー移籍が決定的なため、早めに不安材料となる点を払拭しておきたい。

中日もまた炭谷の獲得に失敗し、補強はドラフト以外に全く行っていない。
むしろ吉見・浅尾の復帰の目処が付かず、ただでさえ高齢化が進むチーム事情の中昨年と同じ顔ぶれでは2015年シーズンも不安が残る。

このような事情もあって、12月まで指をくわえて西武の動きを見ていなくてはならないということは各チームかなりの痛手。

これが今回保有権を持っている西武が中島獲得に優位であるという根拠なのだ。

さらに西武は中島に対し、入団時の2軍監督だった現・鈴木球団本部長が早速6日に電話で交渉を行った。

その交渉では3年以上の複数年契約+8億円
さらに「3番サード」・「背番号3」を提示した。

西武としては異例となる親会社からの資金面のバックアップも受けており、
西武中島の復活が実現する可能性は非常に高い。

全盛期の中島裕之を見れば誰でも欲しがる

04年:率.287・点90・本27
05年:率.274・点60・本11
06年:率.306・点63・本16
07年:率.300・点74・本12
08年:率.331・点81・本21
09年:率.309・点92・本22
10年:率.314・点93・本20
11年:率.297・点100・本16
12年:率.311・点74・本13
通算:率:302・点738・本162

最高出塁率:2回(08年・09年)
最多安打:1回(09年)
ベストナイン:4回
ゴールデングラブ賞:3回
日本シリーズ優秀選手賞:1回(08年)
第二回WBC代表選手(09年)

中島裕之FA

これだけ日本で安定した成績を残している選手なのだから、確かにどの球団も欲しがるのは頷ける。

懸念材料といえば移籍当初のハムストリング(太もも裏)の故障と、今年起こした左手首の骨折。

また2年間でメジャーでの実績は無く、守備力は西武時代からだがお世辞にも上手いとは言えない(失策数04~07年リーグ1位)。

だが中島にはそれを上回る打撃力がある。

「中島の打撃力は日本ならまだ通じる」、これがプロ5球団が中島に注目する理由なのだろう。

個人的には西武へ戻って浅村・森らを育てて欲しいと思っているんだが(ボソッ)

でも、FAって色々問題も多いけどやっぱおもしろいな~